結論から言うと、PLAUDの文字起こしや要約をNotionへ残す方法は有効でした。私も当初は、会話や作業の記録をNotionへ集め、長期記憶、いわば「第二の脳」として使っていました。
ただ、今はNotionを使っていません。ObsidianとGoogle Driveへ移行しています。Notionが悪かったからではありません。記録する量が増え、保存した情報をClaudeやCodexから読み出して再利用するようになると、私にはMarkdownとファイルで管理する方が合うようになったからです。
この記事では、現在確認できるPLAUDとNotionの連携方法と、実際にNotionを使った私がObsidianへ移った理由を分けて説明します。
PLAUDからNotionへ保存する方法は3つある
2026年8月3日時点で公式情報を確認できた方法は、次の3つです。
- PLAUDアプリからNotionへ直接エクスポートする
- Zapierを使ってNotionへ自動転送する
- PLAUDからファイルを書き出し、Notionへインポートする
1. アプリからNotionへ直接エクスポートする
PLAUD公式記事では、アプリのエクスポート画面からNotionを選び、保存先のワークスペースやページを指定する方法が案内されています。
アプリのバージョンやアカウントによって表示が違う可能性はあるため、まず自分のPLAUDアプリのエクスポート先にNotionが表示されるかを確認します。表示されなければ、次のZapierかファイル書き出しを使えます。
PLAUD公式:録音内容をNotionへ自動エクスポートする方法
2. Zapierを使ってNotionへ自動転送する
直接エクスポートが表示されない場合は、Zapierを介する方法があります。PLAUD公式の2026年7月31日更新情報では、「文字起こしが生成されたとき」と「要約が生成されたとき」を起点にでき、Notionを含む外部サービスへ送れます。PLAUDアカウントとZapierのFree以上のアカウントが必要で、PLAUDはZapier上のトリガーとして動作します。
自動で送れるのは便利ですが、保存先のページやデータベースへ接続権限を与えることになります。顧客との会話を扱う場合は、便利さだけで接続先を増やさず、保存してよい情報と閲覧者を先に決めた方がよいです。
3. ファイルを書き出してNotionへ入れる
自動連携を使わない方法もあります。PLAUDは、文字起こしをTXT、SRT、DOCX、PDF、要約をTXT、Markdown、DOCX、PDFで書き出せます。Notionのデスクトップ版またはWeb版は、TXT、Markdown、DOCX、CSVなどのインポートに対応しています。
Notion公式ヘルプによると、インポート操作はモバイルでは使えません。パソコンでPLAUDから書き出し、Notionへ入れる流れになります。
Notionには要約だけでなく処理状態も残す
Notionへ文字起こしを入れるだけなら難しくありません。困るのは、記録が増えた後です。私が不便に感じたのは、「どこまで保存したか」「どこからが未処理か」が分かりにくくなることでした。毎日記録していると、ファイルを一つ保存できたかどうかより、処理の境界を管理できるかの方が大事になります。
Notionで始めるなら、私は次の項目を用意します。
- 日付と題名
- 場面
- 要約
- 決定事項とTODO
- 元音声を確認できる参照先
- 人による確認状態
- 処理状態(未処理・保存済み・確認済み)
この中で特に必要なのは「人による確認状態」と「処理状態」です。要約を保存した段階と、内容を確かめた段階を分けておけば、後から検索した記録をどこまで仕事の根拠にできるか判断できます。
Notionは外部記憶の入口として有効だった
私は、ターミナルでClaude Codeなどを使い始めたころ、その場の会話が終わった後も参照できる長期記憶が必要だと感じました。そこで、会話や作業の記録をNotionへ集めるようになりました。
後から検索でき、内容ごとにページやデータベースへ整理できる。最初の段階では、これが有効でした。記録を残さず消してしまう状態から、「あとで思い出せる状態」へ変えられたからです。
少量から始める場合や、画面上で項目を揃えたい場合、チームで一覧と担当を共有したい場合は、今でもNotionは使いやすい選択肢だと思います。
それでもObsidianとGoogle Driveへ移行した理由
問題は、記録量が増えた後でした。私はPLAUDの文字起こしだけでなく、通常の会話や作業の履歴も残しています。量が増えると、フォルダの選択や、どこまで処理したかの確認が面倒になりました。
現在は、文字起こししたテキストをGoogle Driveへ入れると、一つのフォルダへ自動的に整理される仕組みを作っています。思い出したいことがあれば、ClaudeやCodexがその保存先を読みに行きます。内容はObsidianにも残し、日々の行動履歴を長期記憶として蓄積しています。
- 記録する量が大きくなった
- 保存済みと未処理の境界を明確にしたくなった
- Google Drive上のテキストをClaudeやCodexから参照する運用が中心になった
- Markdownとファイルで扱う方が、現在の自動整理に合った
記録を画面上で整理・共有したい段階ではNotionが合いました。その後、テキストをファイルとして自動処理し、複数のAIから読む使い方が中心になったため、私の保存先がObsidianへ変わりました。
NotionとObsidianのどちらを選ぶか
Notionから始めやすいのは、次のような人です。
- データベースの項目を画面上で揃えたい
- チームで一覧、担当、処理状態を共有したい
- フォルダやMarkdownを意識せず始めたい
- まず少量の文字起こしから管理したい
Obsidianを検討しやすいのは、次のような人です。
- Markdownファイルとして手元に残したい
- フォルダ単位で自動処理したい
- ClaudeやCodexなどからファイルを参照したい
- 大量の記録を自分の仕組みに合わせて管理したい
最初から大きな仕組みを作る必要はありません。私はNotionを使ったことで、何を残し、後でどう探したいのかが見えました。その経験があったからこそ、現在の運用に合わせてObsidianへ移れたと思っています。
文字起こしを外部へ保存する前に確認すること
PLAUDの文字起こし、話者識別、要約には取り違えがあります。私も、別の人の発言が自分の発言として整理されることや、聞いていたときの受け取り方と、後で読み直した意味が違うことを経験しています。
重要な決定や発言は、元音声、文字起こし、前後の会話文脈を人が確認してから長期記憶へ残します。
顧客や第三者の会話を扱う場合は、録音への同意だけで終わりではありません。Notion、Obsidian、Google Drive、外部AIへ保存してよい情報か、誰が見られるのか、いつ削除するのかも決めます。氏名、会社名、物件名、住所など、相手を特定できる情報は必要以上に残しません。
よくある質問
PLAUDとNotionは直接連携できますか?
はい。PLAUD公式記事では、アプリからNotionのワークスペースやページを選ぶ直接エクスポートが案内されています。自分のアプリにNotionが表示されない場合は、Zapierまたはファイル書き出しを使えます。
Notionはもうおすすめしないのですか?
いいえ。私は実際にNotionを長期記憶として使い、有効だと感じました。少量から始める場合や、画面上で項目と処理状態を揃えたい場合には、今でも候補になります。
なぜObsidianへ移行したのですか?
記録量が増え、保存済みと未処理の境界管理、Google Drive上のテキストをClaudeやCodexから読む運用、Markdownでの自動整理を優先するようになったためです。
PLAUDの要約はそのまま保存してよいですか?
そのまま確定情報にはしません。重要な内容の確認方法は、上の「文字起こしを外部へ保存する前に確認すること」にまとめています。
まとめ
PLAUDとNotionの連携は、文字起こしを残すだけで終わらせず、後から検索できる長期記憶へ変える方法として有効です。
ただし、保存先を決める前に考えたいのは「連携できるか」だけではありません。処理の境界を管理できるか、保存する範囲を決められるか、残したテキストを次にどう使うか。この3点です。
私はNotionから始め、今はObsidianとGoogle Driveへ移行しました。使い方が変われば、合う保存先も変わります。まずは少量で始め、実際の管理負担を見てから広げるのが現実的です。

